PRODUCT#23
こんにちは、PRODUCTです。
今回も2014AWのアウターよりダウンジャケットについて。
前回のレタードジャケット同様こちらも秋冬の定番。
軽くて暖かくて楽という着心地の良さから、気付いたら着てしまっている危ないアイテム。
一度袖を通したらもう手放せないので僕らもどのタイミングでワードローブに投入すべきかを悩むぐらい機能性と有用性は抜群。
今シーズンのモノも大好きな70年代のアウトドアウェアをベースに素晴らしい仕上がり。
そこでそのベースとしているモノと合わせながら今期のダウンジャケットをあらためてご紹介。
POINT1 シルエット
左 : ヴィンテージ 右 : オリジナル
ヴィンテージは半世紀くらい前のモノですが、現代のモノとほとんど変わりのない完成された素晴らしいデザイン。
ですが、前回のレタードジャケット同様、こちらもビックアメリカンなサイジング。
普遍的なその雰囲気やバランスはそのままにサイズ感は現代的にアップデート。
程良いシルエットに仕上げました。
POINT2 ポケット
左 : ヴィンテージ 右 : オリジナル
デザイン的にも機能的にも大切なポケット。
ヴィンテージのモノも大きくて上からも横からも使用できる機能的なポケットが付いてはいるのですが、モノを入れる隙間がないくらいダウンがパンパン。
そこでポケット部分のダウンをシンサレート(中綿)に変更しボリュームを押さえ、周囲にぐるっとマチを付けて容量を確保。
リップクリーム、目薬、財布、ケータイはもちろん、文庫本も余裕で入る大容量。
POINT3 袖回り
左 : ヴィンテージ 右 : オリジナル
ダウンの特徴でもあり、ある程度ないと様にならないけど、気になるのがそのボリューム感。
特に肩袖回りはボリューム感が出やすいデリケートゾーン。
ということで袖回りをラグランスリーブに変更。
セットインだとどうしても出やすいそのボリュームも、肩の接ぎがないラグランでスッキリなめらかな仕上がりに。
POINT4 ディティール
モノづくりは細かいところの積み重ねが重要です。
ということで、
左上 : 釦は当時の刻印入りのものをイメージしてオリジナルで作成。
右上 : フードも付属で取り外し可能。(その当時は別売りでなかなか良いお値段でした..)
左下 : コンパクトにまとまり、ちょっとした枕にもなる便利なスタッフバック付き。
右下 : 生地も同じリップストップ生地。ヴィンテージのものよりもさらに糸も織りも細かい滑らかな着心地のモノに。
他にも、レザーのアジャスターだったり、ザイル調のスピンドルだったり、まだまだ細かく挙げたらキリがないくらい「ここがこうだったらな」を詰め込んだ今回のダウンジャケット。
スペック重視のものも良いですが、この年代のこの雰囲気の物はやっぱりオーセンティックでカッコいい。