PRODUCT#15
こんにちは、PRODUCTです。
今回はプリントの種類について。
これからがシーズンのTシャツ、CAPはもちろんスエットやアウターまで、ポイントとしてもメインデザインとしても重要なプリント。
これでただのTシャツがお宝になったり、好きなブランドのロゴがちょっと入っていたりすると嬉しかったり、とても身近な存在ながらなかなか奥が深いもの。
そんなプリントの種類について、今回はスタンダードカリフォルニアでよく使うものを中心にあらためてご紹介。
<染み込みプリント>
その名の通りインクが生地に染み込み、良く馴染んでとても自然な風合いのこちら。
着込んでいくごとに白茶けてきて、ヴィンテージのそれのようになっていく経年変化も楽しめます。
ただ、インクが緩いため生地の色に左右されやすく、濃い色ボディにプリントすると影響を受けて発色が鈍く沈みがち。
でもそんな時でも大丈夫。
一度プリント部分の色を抜いて(白くして)からプリントすれば問題なし。
ちなみにその名を「着抜プリント」といいまして、スタンダードカリフォルニアでもよくお世話になっている手法であります。
<ラバープリント>
こちらは染み込みとは反対で生地の上にインクが乗っかり、しっかり、がっちりした印象に仕上がります。
インクが乗っかるのでボディカラーの影響はまったくなし。染み込みとはまた違ったひび割れなどの経年変化が楽しめます。
大きく分けて油性と水性があり基本的に油性は硬めでツヤがあり、水性は柔らかくマットな仕上がり。
スポーツもののナンバリングプリントなどでよく見ますね、好きな人も多いのでは。
<発泡プリント>
特殊な発泡剤が入ったインクを使用して、プリント後に熱を加えることでプリント部分がふくらみ立体感のある仕上がりに。
立体的になるのでインパクト強めでメリハリがつきます。しかし細かいデザインだとつぶれてしまうため、あまり向きません。
スタンダードカリフォルニアではCAPのプリントでよく使用していますね。
<インクジェットプリント>
プリントは基本的に一色一版使用するので、プリントカラーの数が多ければ多いほど版作成のコストもかかるし、プリントを刷る作業も一回で一色しか刷れないので大変な作業。
ですが、こちらはデータ(デザイン)をそのまま生地に印刷出来る優れもの。
なので色数が何色だろうが、どんなに細かいデザインだろうが一度のプリントできれいに再現。
ただし、インクの乗りが若干薄く頼りない感じが出てしまいがちなのですが、今回はそこをうまく調整していただき、まるでラバープリントのような雰囲気に仕上げて頂きました。いい感じです。
プリントTといえばやっぱりプリントのデザインとパッと見の雰囲気が重要ですが、その種類を意識してみてみたりするのもおもしろいものです。
自分のお気に入りTシャツのプリントを見てみたりすると以外と同じ種類の物が集まっていたりして。
スタンダードカリフォルニアも大好きなプリントTシャツ、今季もいろいろありますよ。