こんにちは、PRODUCTです。

前回紹介した14SSの新作のラインナップから、今回はオリジナルの生地について。

シンプルなアイテムの重要なポイントに、そして柄ものはスタンダードカリフォルニアらしさを大切に。
今季も柄モノから、スエット、パイルなどなど、それぞれの用途に合わせてオリジナルで作っていますので、今回はそのオリジナル生地ラインナップをご紹介。

・Standard Californiaカモフラージュ

スタンダードカリフォルニア初のカモフラージュ柄、こちらKOMY氏によるアートワーク。

プリントは以前ご紹介した職人さんによる手捺染（ハンドプリント）。
迷彩のモチーフをベースにウチらしいフラワーリーフを乗せ、そしてまん中にはアイコンのピースサイン。

なかなかの仕上がり。
スタンダードカリフォルニアらしいカモ柄が出来たのでは。

・細ピッチボーダー

毎シーズンご好評いただいている春夏のオリジナルボーダー生地を今回は細ピッチで作成。
生地のベースは30/-（BASIC LINE PIMA COTTON-Tと同じ位の厚さ）クラスの天竺生地。

糸もコーマ糸を使用しているので毛羽立ちも少なく、繊維長も長いので柔らかく着心地も抜群。
発色の良いさわやかなカラーがポイントのオリジナルボーダー。

・T/C裏起毛スエット

70年代〜80年代の古着でよくあったT/C（コットン、ポリエステルの混紡)素材の裏毛のスエット生地をイメージして作りました。

その雰囲気や発色の良さなどはそのままに、さらに軽く、そして柔らかくアップデート。
裏面も起毛してますので、フリースのように気持いい肌触り。
秋冬はインナーとしてもかさばらず、春夏はアウターとしてちょうど良い生地感の万能素材。

・無斜行天竺生地

カットソー感覚で手軽に着れるハイゲージのニットというコンセプトをもとに作成。
なので見た目はハイゲージのニットのような表情を目指し、機能面は型くずれ（ねじれ）を防止する為に特殊な糸を使用。
ですので、通常この手の単糸組織の天竺生地の場合どうしても糸の撚りが影響して生地のねじれがでやすいものなのですが、こちらはほとんど出ません。

気軽に着れて、お手入れも楽。

・コットンパイル

パイル素材といえば肌さわりの良さと、着心地、吸水性が大切。
肌ざわりや着心地を求めると素材は化繊系のものになりますが、吸水性が悪いのが難点。
今度は吸水性を求めて天然素材のコットンにすると、伸縮性が少なく着心地がいまひとつ。
ということで、両方のメリットを最大限に活かせる割合でコットンメインのパイル生地に伸縮性を持たせるためナイロンを少々。
合わせやすいグレー杢もいい塩梅のパイル生地です。

通常流れているいわいる有りものの生地のクオリティもすばらしく、実際に作る必要がない場合も多々ありますが、でもやっぱり生地からオリジナルで作り込むものはわくわくするものです。
今シーズンもなかなか良い感じに仕上がりました。