そんな初めての今回はオリジナルのデニム生地。

初めての製作からもう6シーズン目。アイテムのバリエーションも大分増えてきまして、ご購入して頂いた方も多いのではないでしょうか。

デニムはSDスタッフも大好きなアイテム。みんなそれぞれのコダワリがあり、それぞれの理想があります。

リジット、ワンウォッシュ状態の生地の表情から、履き込んだときの色落ち、インディゴの青み、毛羽立ち、縮み具合、ねじれ具合、などなど...　　　　　コダワリポイントが満載です。

まずは生地の表情、色落ちに重要な糸。

タテ糸はわざとらしくない色落ち、タテ落ちを表現する為に、長いスパンで太いところと細いところの強弱(ムラ感)を計算し、ヨコ糸も同様にタテ糸に合わせ、ヨコスジがなるべく出ない相性のいいムラ糸をそれぞれオリジナルで作成しています。

インディゴカラーもブルーカラーにこだわり、黒に近いインディゴではなく青みのきれいなピュアインディゴブルー。

次に仕上げのセットアップ。

リジットから履いた時にどうしても出てくる毛羽立ちをなくす為、生地の状態で毛焼き加工。

サンフォライズ(防縮加工)加工もウォッシュ時の目の詰まった感じは欲しいので押さえ気味に。

また旧式の織り機(シャトル織り機)特有のねじれはあえて残してあります。

最後はなんといってもSDカラーのセルビッチ、これですね。

こんなさまざまなスタッフの希望、わがままを形にできたのはデニムの産地岡山の業者さんと生地屋さんのおかげですね、ありがとうございます。

みなさんのご協力のもと出来上がったのがこのSDオリジナルデニム生地です。

お持ちの方は更に愛着が湧くように、まだの方は少しでも興味を持って頂ければと思います。